2020年09月

  昭和維新の終焉 皇軍同士の撃ち合いの危機が避けられない状態だった2月28日、最悪の事態を回避しながら事件を終息させる方策として考えられたのが、反乱軍将校への自決の強要、自決場所への勅使派遣、下士官・兵の原隊復帰だった。 この案の中心人物は山下奉文少将だっ ... もっと読む

  真崎甚三郎大将の不審な動き 農村出身の自分たちの部下たちの家庭の窮状に同情、社会改造のため決起したと言われる青年将校が、二・二六事件発生の主原因だが、他の要因も働いていた。それには陸軍軍部内の対立抗争であった。特に怪しげな動きをしたのが真崎甚三郎大将で ... もっと読む

 『昭和天皇と帝国海軍の怒り 天皇親政を主張しながら、その天皇の任命する首相を次々と暗殺する青年将校の動きに、昭和天皇の怒りは頂点に達していた。しかし、反乱軍を出した陸軍は当初、天皇の怒りをよく理解していなかったようだ。 昭和天皇と同様、帝国海軍も事件勃 ... もっと読む

9月21日、産経新聞の「新聞に喝」、門田隆将さんの「安倍政権と印象操作報道との闘い」が興味を引いた。少し遅くなったが、紹介しコメントする。  『安倍政権の7年8カ月は、新聞や地上波という“オールドメディア”による印象操作報道との闘いでもあった。その意味でマ ... もっと読む

 斎藤実内大臣襲撃の高橋太郎、安田優は引き続き、軽機4、小銃10、拳銃若干を持って下士官・兵30名を率い赤坂離宮前に至り、ここで野戦重砲兵第7連隊の田中勝中尉が手配した軍用トラックに搭乗、6時ごろ渡辺教育総監私邸に到着、玄関に機関銃を乱射した。  警備の憲兵2 ... もっと読む

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